パラレル時代劇 『お江戸でござる! 挿話零(エピソード・0)』

こんにちは~。河杜 花です。【駄文の置き場ブログ】の管理人 星香サマの『パラレル時代劇 お江戸でござる!』のエピソード・0を公開いたします読むこと自体は大好きな時代劇もの。でも、その時代劇を書けといわれても、江戸時代文化をよく知らないと書けませんよね。わたしはせいぜい、明治・大正ぐらい・・・。昭和初期でも怪しいかもしれません。では、すてきなお話にタイムスリップ!パラレル時代劇 『お江戸でござる! ...
 03, 2016 20:00    1

パラレル時代劇『お江戸でござる!④

「お、だいぶ良くなったな」「……なんだ、あきらか……」小石川にある療養所。一時は傷と出血多量で駄目かと思われていた類だが、急所を外れていたこと、持ち前の体力もあり一命をとりとめた。とはいえ重病人であることには変わりない。一月は絶対安静を言い渡されたのだが、本人の意識が戻ると、やれ療養所は嫌だ、薬は飲みたくない、更にはつくしが作った食事が食べたいだの、我が儘三昧。総二郎とは「そのまま何も食うな!」と口喧...
 14, 2016 22:00    4

パラレル時代劇『お江戸でござる!③

牧野屋から松岡屋までの間の道は、昼間通るにはいいのだが、日が暮れるとぐっと人通りが少なくなる。現に今も、総二郎と和也の、ヒタヒタという足音が聞こえるだけ。「頭ぁ、何か不気味ですねぇ…。何かその辺から、女のすすり泣く声が聞こえて来そうですよ…」「番町皿屋敷じゃあるまいし、んなこと…」あるか…と、言い掛けた総二郎の耳に、女のすすり泣く声が聞こえる。驚く和也から提灯を奪い、声の方へと向かうと、何かが総二郎の...
 14, 2016 12:00    0

パラレル時代劇『お江戸でござる!②

総二郎が自宅近くの茶屋の軒先に座り、酒を頼む。店の軒先にある長椅子に浅く腰掛け、通る人を眺めつつ、目が合えば「おねえちゃん、あちきと遊ばない?」と声を掛ける。きちんとした形(なり)ならば、かなりの美青年である総二郎。女どもが放っておく筈無いのだが、如何せん、着流しに謎の杖、おまけに昼間からの飲んだくれとくれば、無視するものが殆ど。当の総二郎が構わずに口説いて居ると、呆れたような男の声が頭上から聞こ...
 13, 2016 22:00    0

パラレル時代劇『お江戸でござる!①

時は江戸。徳川の狸爺が東の国に幕府を開いて200と十数年。浦賀の沖にはペルリなる異人が現れ、京の都よりは天子様の御妹君が江戸の家茂公のもとに降嫁され、江戸の町ははすったもんだの大騒ぎ。やれ攘夷だ、やれ開国だのと、血気盛んな若者も大勢集まる、花のお江戸。そんな中、のんびり廓の一角で休んでいるのは、この男……。「総さん…。総さん…。起きておくれなんし…。…朝でありんすよ…」心地良い廓詞に総二郎がゆるゆると目を開...
 13, 2016 12:00    2

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