雪・月・花   to asuhana サマ


こんばんは~!
河杜です。

本日のお話は一緒にコラボなどさせて頂いている
『明日に咲く花』 のasuhanaサマ にお話を送りました

ふだん、河杜花は総つく書きとして、
サイトではお話かかせていただいておりますが
この「雪・月・花」はCPを設けていません。

皆様、あたまに浮かんだキャラを想って
このお話を読んでいただければと嬉しいです。

『明日に咲く花』 のasuhanaサマのお部屋でもごらんいただけます。
すでに公開済みです。







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『雪・月・花』







「つくし・・・、また今度な・・・。」


散々苛め抜かれた私の躰は、
貴方につけられた赤い花が咲き乱れる。
さっきまで隣にいた白いシーツは、
まだ貴方のぬくもりが消えていない。
窓の外を見やると雨が雪へと変わり、
日付が変わろうとしていた。


ベッドから降りて、熱いシャワーを浴びる。
強めに出したお湯が頭から足の指先へと
流れ落ちていくのをひとつひとつ確かめながら、
私の全身を撫で廻した大きな手を思い出し、
そっと自らの手で肌を滑らせていく。
さっきまで激しく愛し合っていたからか、
ちょっとの刺激で身悶えてしまうくらいに甘美だ。

柔らかい唇で私の肌を這い、
低い声で私の耳に愛を囁いて、
あの目で私を虜にしてしまう男。

この躰を洗った瞬間、今夜の逢瀬は無かった事になってしまう
危うい関係を、なんで私は望んでしまったのだろうか。
シャワーを顔から浴びて、涙の痕跡を一緒に流した。

嘘と罪と私一人をこの部屋に残して、
貴方は暖かくて幸せな空間を守る為に
必ず自宅へと戻って行っていく。

会いたいよと貴方に伝えたい。
愛しいよと貴方にこの激情を放ちたい。

もし私が自由を求めて外の世界に出たなら、
貴方は私を探してくれるの?
残酷なのは貴方自身だと言えたなら、
私が美しい花であるうちに離してくれるの?

だけど私は知っている。
月が照らす夜にやって来ては「愛している」と私の心を縛り、
シーツに縫い付けてしまうだろうから。

ひたすら募る私の恋は、溜め息となって風に舞う。
今夜、積もる雪が貴方の足跡を消していく。









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