柳緑花紅 第三話

サプライズ企画『柳緑花紅』第3話





・・・大変なこと聞いちゃった。


化粧お化けの話を聞いてしまったわたしとタッちゃんは化粧お化けたちが立ち去るのを息を潜めてやり過ごす。

つくしちゃんが大変な目にあっちゃうと焦ったわたしは、
「たいへん。つくしちゃんにつたえなきゃ」

そう思い顔をあげて、つくしちゃんたちの方を見てみると、つくしちゃんと家元夫人は一緒に別の場所へいってしまっていた。

つくしちゃん、どこにいるの?
夢中でつくしちゃんを探していたわたしは、タッちゃんとはぐれてしまったことにもきづかないでいたのだった。


廊下をパタパタと走りながらつくしを探していると、ボフっと誰かにぶつかった。

「いったぁーい」
と鼻をさすりながら顔をあげると、そこには
「・・・総ちゃん・・・」
大好きな総ちゃんが笑顔を浮かべてわたしを見下ろしていた。

「花ちゃん。どうしたの?
いつもはここを走ったりしないのに、だいぶ急いでるみたいだね。」

わたしの大好きな笑顔でそう聞かれたので、一瞬息を飲んでしまったけれど、つくしちゃんの事を伝えなきゃと思ったわたしは、総ちゃんをきっと見据えて
「総ちゃんたいへんなの。」

しゃがみこんでわたしを覗きこんでいる総ちゃんの耳元にコソコソと耳打ちをしたのだ。


わたしの話を聞いた総ちゃんは
「そうか・・・アイツら、なにかたくらんでるとは思って注意してみてはいたんだが・・・」
そういうとわたしの手を引いて、スタスタと歩き始めるのだった。

・・・どこにいくんだろう。

そう思いながら総ちゃんのあたたかい手を握りしめていると、ある控え室の向かいの小さな部屋に着いた。
「花ちゃん、はいって」
そっとドアを開けてわたしを部屋の中にいれてくれる
「ごめんね。花ちゃんが見てて、黙っていられないと思うかもしれないけどことしゃべらずに様子を見ていてね。」
いつもより厳しい表情でそんなことを言う総ちゃんに驚いたわたしは言葉なく頷くしかなかったのだった。

小さな部屋の中で総ちゃんと二人で控え室の様子を見る

そこにはつくしちゃんと同じ部屋にあの化粧お化けたちがいた。

「今日の会にご招待されてる由加理さまのお着物拝見されました?」
「えぇ、お美しかったですわよね。」
「さすが次期家元夫人候補の方は違いますわね」
そういうと周りにいる人に対して大きな声で、
「家元夫人のお召し物に似せた安物を着て西門様に取り入ってるどこかの恥知らずの貧乏人とはぜんぜんちがいますわね。
今日、同じ席にいると思うとこちらまで貧乏臭くなりそうで嫌ですわね。」
その言葉に周りで聞いていた人たちも
「ホントですわよね。下品ですこと」
などと口汚いことを言っている。
ヒソヒソと話ながらチラチラとつくしちゃんの方を見ている人もいた。

つくしちゃんにも聞こえているだろう。
だがつくしちゃんは気にしたような素振りもなく、周りにいる方へ飲み物を渡したりしていた。


わたしは黙ってみていられなくて、思わず総ちゃんの方を見た
総ちゃんはなんでつくしちゃんを助けてあげないんだろう?

つくしちゃんを好きなんじゃないの?
何で好きな子を助けてあげないんだろう?
そんなことを思っていると、

他のお客様のお話し相手をされていた家元夫人が、
「つくしさん。そのお着物よくお似合いだわ。
やっぱりつくしさんに差し上げて正解でしたわ。
私が娘時代にきていたものですけど、うちは男ばかりでしょ?かといって捨てるわけにもいきませんし。
総二郎さんにもどうしたらいいかしらと相談しましたら聞いたら「うちに勉強に来てる牧野にあげたらどうですかっていってましたのよ」
そんなことを周りのお客様に明るくおっしゃる家元夫人の言葉に化粧お化けたちの表情がさっと曇った。

黙って様子を見ていた総ちゃんは、一瞬ホッとした表情を見せると、家元夫人の隣で控えめに微笑むつくしちゃんをまっすぐに見つめていた。





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花さん
ブログ開設一周年おめでとうございます。

先月は『総ちゃんオフ会』が開催できて楽しかったですね。
色々とプライベートが忙しくなっているので
なかなか更新できませんが、

また、合同でイベントとか、オフ会とかやりましょうね。

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5/22河杜 コメント


姫、ありがとう~~~~~!!!!!
まさか。
こんな嬉しいサプライズがあるなんて・・・!
asuさんからお話を聞いたときは
「わ~~い」って暢気に何も考えてなかったんだけど
こんな仕掛けがあるなんて思わなかったわ~~~♡
姫。忙しいところ、本当に、本当にありがとう♪
これからも仲良くしてください!
もう、はやくオフ会したいわ~。
姫~、愛しているよ~~~♡


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

注意

『柳緑花紅 第三話』の著者はmiumiu姫サマで、このお話は河杜花が頂戴しました。
無断での転載、無断配布、二次加工などの行為を禁止致します。
それに準じた行為もです。
違反を見つけた場合、あわゆる機関に通報致します。


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Comment 2

miumiu:『姫』

花さん

花さんに喜んでもらえてよかったです。
ビックリした?
ビックリしてくれたでしょ?
だって、サプライズだもの~。
花さん。わたしも大好きよっ♡
これからも仲良くしてね~。

2017/05/22(Mon) 21:09

Edit | Reply | 

河杜 花

Re: 失礼します。

タ○ サマ


コメントありがとうございます!
なんとか1周年を迎えさせて頂きました。
みなさんのお力添えがあったからこそ。
これからもゆる~く頑張ります♪

それと、お知らせありがとうございました。
たすかりました♡


これからも遊びに来てくださいね~!


2017/06/02(Fri) 10:15

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