FC2ブログ
第2章 砂[22]
あきらside


電話を切った後、俺は思わずソファーに
深く 身体を沈めた。
総二郎の反応・・・。
まさか、あの総二郎が牧野の事を?
司の婚約を聞いた総二郎が最初に反応したのが
牧野のことだった。
もしかして総二郎自身が自分の気持ちをきちんと
自覚していない可能性もあるが・・・。
時間の問題だろうな。
司の婚約を聞いた類は早々と
「俺、動くから。」と宣言したし、
ここに総二郎まで加わるとなると・・・。
まずいな。
俺も全力・・・いや、真面目に本気でいかないと
類か総二郎に攫われてしまう。

目の前に置かれたパソコンと、
密かに持ち運びをしている写真立て。
写真の中には幼馴染ら四人と、
手に入ることのないと思っていた
向日葵のような笑顔。
ずっと封じていた想い・・・。
この笑顔を隣で見る事が出来るなら。
独り占め出来るなら。
俺のものになるなら。

あ~あ・・・。
俺ってかなりのエゴスティックだったんだ。
帰国が遅い分出遅れてしまうだろうし
そんだけ余裕がないって証拠か。
しかし、俺ら全員が恋のライバルなんて・・・。
ガキの頃から一緒にいて
趣味も個性もバラバラなのに、
なんで四人とも揃いも揃って
同じ女に惚れるんだろうな。

サイドテーブルから紅茶を取って、一口飲んで心を落ち着かせる。
これが酒だったらきっと煽ってしまっていただろう。
おそらく類も総二郎も、今夜は眠れない夜になるに違いない。
そして決意を新たに、気を引き締めているだろう。
俺たちが認めた唯一無二の女を射止めるために。






ランキングに参加することにしました


↑↓もしよろしければポチしてください♪

ブログランキング・にほんブログ村へ
関連記事
スポンサーサイト

Comment 1

河杜 花

Re: タイトルなし

Gip サマ

ふふふ。
三つ巴となるのでしょうか。

まだそんなわけがないと思っている総ちゃん。
どうなってしまうのでしょう?←わたしもわかっていませんw

2016/10/06(Thu) 16:00

Edit | Reply | 

What's new?